脳卒中を患った直後のクレイグさんにとってはまさに“救世主”だったようだ。
「運動が必要なロルフと一緒に、毎日散歩に出かけたんだ。散歩を始めた時は1キロを歩くのがやっとだったけど、少しずつ続けることで麻痺した身体の左半分に力がついて、歩くスピードも速くなったんだ。今は毎日4~5キロ、長くて2時間の散歩をしているよ。歩こうと思えば10キロだって平気だね。でもロルフがいなかったら、無理して散歩に行くことはなかっただろうね。」
「外に出ることは、自分にとってとてもいい気分転換になったんだ。ロルフは元気だし、散歩の途中で止まっては人に愛嬌を振りまくんだよ。ロルフの愛らしくて遊び好きな性格は、どんな人だって笑顔にしてしまうんだ。ロルフのおかげで私もずいぶんと回復したし、いろんなことがとても上手くいってるよ。」
なおクレイグさんは現在、脳卒中の後遺症で苦しむ人にリハビリや運動の機会を提供するチャリティー団体「A Stroke Of Luck」を運営している。ロルフは人々に笑顔と幸せを届ける団体のアンバサダーとして活躍しているそうで、クレイグさんは最後にこう明かした。
「ロルフが私にとってどんなに大切な存在であるのか、ロルフ自身はきっとわかっていないだろうね。でも甘えん坊で優しいロルフは私だけでなく、私の家族や団体に関わる全ての人にとってもかけがえのない存在なんだ。」
画像は『Craig Pankhurst 2020年4月18日付Instagram「Morning cuddles with Rowlf, who thinks he’s a lapdog!」、2020年4月5日付Instagram「How can a dog of this size escape?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)