フィリピンでは新型コロナウイルスの感染防止策として厳しい措置が取られているが、なにかと過激発言が多いドゥテルテ大統領が今月1日のテレビ演説の中で「違反者が問題を起こすようなら、射殺するよう警察と軍に命じた」と発言し物議を醸していた。その矢先にマスクの着用を拒否した男が暴れたため、警察官によって射殺されてしまったという。『Mirror Online』『The Independent』などが伝えている。
フィリピンのアグサンデルノルテ州ナシピットで今月2日、63歳の男が暴れて鎌を振り回したためその場で警察官に射殺されてしまった。発端はマスクの着用を拒んだことにあったようだ。
男は当時、新型コロナウイルスの検問所でマスクをしていなかったことから村の医療従事者に注意を受けたという。男は酔っていたこともあり、怒りをあらわにして挑発的な言葉を発し、鎌を手に持って検問所にいた関係者や警察官らに襲いかかろうとした。
警察官は男を落ち着かせようと試みたようだが、周りに危害が及ぶと判断したのかその場で男を射殺したそうだ。フィリピン政府が新型コロナウイルスの対策措置を打ち出してから、