“キング・カズ”ことサッカー界のレジェンド三浦知良選手は、所属チーム横浜FCが横浜市健康安全課の協力のもと3月26日に公開した「新型コロナウイルス感染症予防動画」でチームメイトたちと正しい手洗いの方法を実践して呼びかけるなど啓発活動にも積極的だ。4月7日に政府が新型インフルエンザ感染拡大を抑えるため7都府県に向けて緊急事態宣言を発令した後、『三浦知良オフィシャルサイト』で10日に公開された「日本の力をみせるとき」というメッセージが注目を集めている。
三浦知良選手と言えば、地元の私立静岡学園高校を8か月で中退して単身ブラジルに渡りプロサッカー選手の夢を実現。Jリーグ発足時に帰国して1992年にはヴェルディ川崎を優勝に導き、その後もイタリア・セリエAやJリーグのチームで活動を続け53歳で現役を続けている。世界を股にかけた三浦選手による「日本の力をみせるとき」の言葉は重い。
安倍晋三首相は緊急事態宣言の会見で「海外のようなロックダウン(都市封鎖)をイメージするものではなく、よりいっそう不要不急の外出を自粛することで感染拡大に歯止めをかけるための緊急事態宣言」であるとの趣旨を訴えた。ただ緊急事態宣言後も休業要請する業種の分類、補償内容など国と行政の主張がまとまらずに時間がかかり、都内をはじめ全国の感染者は増え続けている。
三浦知良選手は早くからスポーツ選手として新型コロナウイルスに感染しないよう野外を走ることさえ控え、