「病院に搬送されたのは、最初の症状が出てから6日後だった。自宅にやって来た友達に命を救われたんだ。ただ、医師は誰も私がコロナウイルスに感染しているとは思わなかったんだ。このウイルスの怖いところは、人の健康状態に合わせて攻撃の仕方を変えることだ。弱い所をとことん攻撃する。人によって症状は違うんだ。自分はジムに通って鍛えていたから、乗り越えられたんだと思う。」
「熱が下がったと思うと、翌日以降にまたぐんと上がるんだ。もう熱はないけど、咳だけは続いている。酷い時はまるで窒息してしまうかのような呼吸困難に襲われるんだ。部屋に水が入ってきて、完全に浸水する直前、残されたほんの少しの空間に顔を出して息をしようとする。でも空気を吸うことができない…そんな感覚なんだ。これは、もう本当につらいんだ。幻覚も見た。吐き気と腹痛も酷いから、まっすぐ座ることが苦痛でね。私の肺の機能はいまだに完全には戻っていないし、いつ退院できるのかもまだわからない。検査で2回、陰性反応が出ないと退院はできないんだ。」
「ただコロナウイルスは恐れることはない。症状が出たら、できるだけ早く治療を受けることだ。病院のスタッフには感謝しているよ。医師らは日本やヨーロッパの医師らと情報を共有して、様々な薬を試しているんだよ。」
ケヴィンさんは鼻に酸素吸入チューブをつけ、時折咳き込み苦しそうな表情を浮かべているが、“感染しないためにできること”についてはこう語っている。
「私が感染したのは、2月末にオハイオ州クリーブランドのクリニックを他の検査で訪れた時だと思っている。感染者は周りに何千といるんだ。自分が感染しないよう、人とはある程度の距離をとることが大切だ。人混みを避け、握手やハグはしないこと。手は頻繁に洗って、自分の子供にだってキスをしないことだよ。 非社交的で構わない。これは死の危険もある本当に怖い感染症なんだ。人が触れたものは絶対に触らないこと。そして自分は大丈夫という考えは捨てることだね。」
画像は『Kevin Harris 2020年3月13日付Facebook「You can survive the Coronavirus!!(PLEASE SHARE)」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)