視聴者からこれまで1312件の苦情が集まっているという。
露出度高めのコスチュームに身を包み、妖艶なダンスを繰り広げたシャキーラや、ストリッパーを彷彿させるセクシーなポールダンスでアクロバティックなポーズを次々と披露するジェニファーについて寄せられた苦情は次のようなものであった。
・性を前面に出しすぎたステージに幻滅した。若い少女達もステージに登場していたが、性目的の児童売買を彷彿させる演出には嫌悪感しかない。
・「Me Too」ムーブメントは結局のところ、偽善行為でしかなかったのか?
・ジェニファーとシャキーラが繰り返し股間を掴んだり、性行為を連想させる舌の動きを見せるので、一緒に視聴していた子供を別の部屋へ追いやらなければならなかった。
・スーパーボウルはいつからポルノ番組になったんだ?
またなかには、このようなショーを放送した『FOX』やスポンサーの「ペプシ」、そして「スーパーボウル」「NFL」をボイコットするといった動きも見られ、
・家族ぐるみで視聴できる質の高いショーを約束してくれるまで「ペプシ」の商品は購入しない。
・あのような卑猥なショーを容認するネットワークの番組は二度と視聴するつもりはない。
といった意見が寄せられたようである。
ちなみにジェニファー・ロペス本人は、ハーフタイムショーの数日後に出席した第35回インディペンデント・スピリット・アワード(Independent Spirit Awards)のレッドカーペットで、
「本当にくだらないと思う。」
とネガティブな意見を笑い飛ばし、
「シャキーラも私も、きちんと場をわきまえたパフォーマーで母親よ。自分の行動には自覚と責任を持っているわ。」
と反論、
「一部のネガティブな人達の意見に耳を傾けるつもりはないわ。」
と世間の酷評を軽くあしらっていた。
およそ1億200万人が視聴したとされる「NFLスーパーボウル」第54回、「連邦通信委員会」に寄せられた1312件という苦情の件数は割合にすると微々たるものだが、万人ウケするアーティストの起用やステージ演出について主催側は来年以降さらに慎重にならざるを得ないことだろう。
画像は『Jennifer Lopez 2020年2月3日付Instagram「Puerto Rico y Colombia muy en alto hoy.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)