シャナンは「一体どうやって打ち明けようか」と悩んだという。また『ビバリーヒルズ高校白書』で共演したルーク・ペリーが昨年2月に重度の脳卒中で倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまった際には、乳がんのステージ4である自分ではなく、元気そうだったルークが先に逝ってしまうなんて―と苦しい思いを抱えていたことも明かした。しかし『ビバヒル』共演者で唯一シャナンが病気を打ち明けていたブライアン・オースティン・グリーンのサポートもあり、必死に撮影を乗り切ったそうだ。
2018年11月に発生したカリフォルニアの山火事「ウールジー・ファイヤー」で自宅が深刻な被害を受けたシャナンは現在、保険会社を相手取り訴訟を起こしているのだが、法廷で争うなかで今後自身の病状が明るみに出る可能性があることから、その前に自分の言葉で乳がんの再発を伝えたかった―とこのたび公表するに至った心境の経緯を明かしている。
忍び寄る死への不安に襲われるなか、闘病中も一日16時間の撮影を乗り切っていたというシャナン。「ステージ4のがん患者でも働ける」「宣告を受けたからといって、そこで人生が終わるわけではない」と語る姿からは、生きることへの意欲と強い意志が見て取れた。
英語で“YOLO(You Only Live Once)”=「人生は一度きり」という言葉があるが、シャナンのInstagramには
We only die once. (死は一度だけ)
We live every day.(私たちは一日一日を生きている)
というスヌーピーの生みの親チャールズ・M・シュルツ氏の言葉が公開されており、『Good Morning America』の視聴者やがん患者、またがんサバイバーなど多くの人々から励ましや共感の声が寄せられている。
画像は『BH90210 2019年7月24日付Instagram「Don’t miss the queen of cards:」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)