ジェニファーの実の娘エメちゃん(11)が登場し、シャキーラのドラムとケージに入った子供達の合唱をバックにジェニファーとともに母のヒット曲『Let’s Get Loud』やブルース・スプリングスティーンの『Born in the USA』を歌った。
フィナーレではゴールドのコスチュームのダンサーを引き連れたシャキーラと白のスーツ姿の男性陣に囲まれたジェニファーが『Waka Waka』『Let’s Get Loud』を熱唱、見事なダンスムーブと大きな花火が盛大なステージを最後まで盛り上げた。
ラテン系シンガーとして初めてヘッドライナーの大役をゲットしたジェニファーは、数日前の記者会見でも「ステージを観る世界中の若い女性のエンパワーメントにつながれば」と心境を語っていたが、このたびのハーフタイムショーは米国が抱える社会問題、とりわけラテン系移民への差別や政治的圧力への隠れたメッセージが込められていた―とみる視聴者も少なくなかったようだ。
ケージに入った子供達やジェニファーが身につけていた表に星条旗、裏にプエルトリコの国旗がデザインされたコスチュームなどはそのわかりやすい例でもあり、ジェニファーが「ラテン系の皆さん!」「女性の皆さん!」と叫ぶ場面では、ひときわ大きな歓声が湧き上がった。
現在2人の男の子のママでもある43歳のシャキーラと、11歳の双子を育てる50歳のジェニファーによるセクシーかつエネルギッシュなパフォーマンスには、レディー・ガガやP!NK、キム&クロエ・カーダシアン姉妹、ヘイリー・ビーバーらセレブ達をはじめ、視聴者からも多くの称賛コメントが寄せられた。
しかし日曜日の夕方から夜にかけて放送された家族向けの番組で、きわどいコスチューム姿のシャキーラとジェニファーが官能的なダンスをこれでもかと繰り広げたこのたびのステージには、
「家族で見ていたから、ビミョウに気まずかった」
「ラテン系女性=セクシー、みたいな括りが見ていて不快」
「ストリップクラブさながらの演出で、品性に欠ける」
「口パクなのがミエミエで、見ていて痛々しい」
など、ネガティブなコメントも多数見受けられた。
受け止め方は賛否両論だが、大きな舞台を無事にやり遂げたジェニファーとシャキーラのInstagramには、ハーフタイムショーの写真や動画が多数公開されており、特にジェニファーの見事なポールダンス動画は現在1500万回近い再生回数を記録している。
画像は『Jennifer Lopez 2020年2月3日付Instagram「Puerto Rico y Colombia muy en alto hoy.」』『Shakira 2020年2月2日付Instagram「El mejor regalo de cumpleaños ha sido sentir el apoyo de todos mis fans y el más increíble y ético equipo de trabajo que una artista puede desear.」』『Miami Super Bowl LIV 2020年2月2日付Instagram「WHAT A SHOW!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)