「男たちが心騒ぐ映画というか、本当に燃えましたね。もちろん退屈する瞬間がないし、競争する男たちが好きだなと。新たなヒーロー像が生み出されていく中で、王道のバディもので、人々が好きなもの―競争、絆といったものが描かれていて、そこでもクリスチャン・ベイルに注目しました」と1月10日に日本で公開された同作とマット・デイモンとともに主役を務めた俳優クリスチャン・ベイルの名を挙げた。
「クリスチャン・ベイルの出演作の『マシニスト』(2004年製作のサスペンス・スリラー映画)がすごく好き」と言う中島は、現地で「クリスチャン・ベイルに会いたい」と希望。「作品によって自分を変幻自在に変えていく姿がすごく印象的で、どういうふうにお芝居に対して人生を捧げているのか? 今回の映画(『フォード vs フェラーリ』)もものすごく良いので、会えるかどうかはわからないですが、ひと作品ごとの情熱についても聞きたいですね」と期待を込めた。
そんな中島は「基本的に家族全員洋画が好きで、特に母親がおすすめを教えてくれます。今でも父と母と3人で映画に行きます」と家族も映画好きであるといい、「自分自身でも映画誌を見ますし、劇場に行って一日3本くらい観る日もあるんですよ」とプライベートを垣間見せた。
洋画ファンとしてはまたとないアカデミー賞に立ち会えるこの機会に、中島健人は「『今年はこういう映画が素晴らしかった』というのをわかりやすく伝える、映画ファンのみなさんのサポーターという意識で臨みたいですね」「僕はアイドルとして、日本でステージに立たせていただいている時は歓声をいただく立場ですけど、今回は、世界のスターのすごさを自分が感じることによって、よりそのすごさを視聴者のみなさんにお伝えしたいと思います」と意気込んでいる。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)