長い期間の話し合いを経た上での結論であること、またそれ以外に選択肢がなかったことなどを明かし、
「私達は決してここから背を向けるわけでも、また皆さんの前から立ち去るわけでもないとハッキリ申し上げたい。」
と力強く述べた。
ちなみにヘンリー王子夫妻は当初、公的資金の後ろ盾を受けずとも、今後も変わらずエリザベス女王やコモンウェルス、そして軍事機関のために仕えていきたいと願っていたが、それは現実的ではないと女王の許可を得られなかったという。そして人々に、今回の最終的な決断に至った背景への理解を求めた。
途中、王子は過剰報道を続けるメディアに触れる場面もあったが、最後はエリザベス女王や自身の家族、これまでに出会った多くの人々へ感謝の言葉を述べ、今後も変わらず母国やチャリティー活動などに尽力していく意思を明かした。
「私達はこれから、自分達の信じた道を歩んでいきます。」
「次なるステップを踏み出す勇気を、ありがとうございます。」
と力強く挨拶をするヘンリー王子には会場から拍手が起こった。
なおスピーチのもようは、ヘンリー王子夫妻の公式Instagramでも公開されている。公開から5時間ほどで290万回以上の再生回数を記録していることから、夫妻の動向には大きな注目が集まっていることがうかがえる。しかし2万3000件超ものコメントのなかには、
「女王や家族、それに母国やチャリティーを大切に思う気持ちがあるなら、普通はこんな風に出ていかないはず。」
「メーガンはアメリカの自分の家族を捨てたけど、まさかハリーまでとはショック。」
「家族やいとこと今後なかなか会えなくなるアーチーくんが不憫でならない。」
など批判的な意見も少なくない。
画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年12月9日付Instagram「Spotlight on: Endeavour Fund」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)