ここでも「はじめからシュレッドしてあるタイプだったらよかったのに」と舌打ち。ボイル中のパスタやチーズグレーターを差しながら
「面倒な工程ばかりでムカつくわ。」
と不満をぶちまけた。チーズは半分ほどしか削ってないにもかかわらず「指まで削り落としてしまうのが怖い」と新しいチーズを開けるパリス。この日はめていた“シェフ・グローブ”もそんな緊急事態を避けるためにつけているという。
その後もブロンドのロングヘアを焦がしそうになったり、ひき肉をポテトマッシャーを使って炒めようとするなど、視聴者をイライラ・ハラハラさせる。料理の途中でツイートしたり、ボディミストをスプレーしたりと脱線しまくりで、挙げ句の果てにはニンニクと玉ねぎを入れ忘れるという致命的なミスをおかす始末だ。しかし
「今日のラザニアにはニンニクも玉ねぎも要らない気分だわ。」
と失敗を取り繕おうともせず、ジャーに入った既成のトマトソースを鍋にぶちこむのであった。最後はミートソース、パスタ、チーズを順番に重ね、なんとかそれらしきラザニアを完成させたパリスは、
「ラザニアは難易度の高い料理だって思ってる人も多いけど、実際は楽しくて簡単よ。」
「パンをトーストするのに比べれば、確かに工程は複雑だけどね。」
とドヤ顔で言い放つのであった。
およそ16分間にわたる料理番組は終始“パリス節”が炸裂し、ツッコミどころが満載だ。しかも材料は番組冒頭で画面左側にチラッと紹介されるだけで、分量は一切書かれていないというテキトーぶり。しかしそんなパリスらしさ溢れるこの動画には、
「来週も楽しみ!」
「落ち込んでいるときに見ると元気が出そう」
と視聴者からは案外ポジティブなレビューが寄せられている。なかには
「パリスのやること1つ1つが滑稽すぎて笑える」
「パリスは最高のコメディエンヌ」
「『シンプル・ライフ』を彷彿させる懐かしいパリスが垣間見られる」
など彼女の魅力を称賛するコメントも多く見受けられ、現在この動画は176万回以上の再生回数を記録している。
『Cooking with Paris』は今後、毎週月曜日に更新とのこと。お次は一体どんなレシピに挑戦するのか、そしてこの後いったいどのくらい続くのか、今後もいろいろな意味で視聴者の目を釘付けにしていきそうな予感である。
画像は『Paris Hilton 2020年1月14日付Instagram「Just released my first cooking video #CookingWithParis on my @YouTube Channel.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)