2020年に開催される『東京オリンピック・パラリンピック』の主会場となる新国立競技場の工事がほぼ終わったことが報道された。『ラグビーワールドカップ』に2011年、2015年と日本代表で出場した畠山健介選手がそれを受けて11月7日、自身のTwitterで「あとのドライブを考えなさすぎ」と指摘した。
『JAPAN SPORT COUNCIL 日本スポーツ振興センター』による公式サイトの新国立競技場ページで紹介している「新国立競技場整備事業~もっと知っていただくために~」の資料では、素晴らしいコンセプトと建物の構造を詳しく説明するなか、最後に敷地面積・建築面積などを公開している。
そこには「座席数:完成時約60,000席(将来、約80,000席への増設が可能な計画)」とある。
畠山健介選手が「日本はお金(税金)かけてスタジアムを作れるけど、そのあとのドライブを考えなさすぎ。7、8万人が満杯になるイベントがいくつあるのよ」と懸念するのはその収容人数だ。
東京ドームは「キャパシティ55,000人、野球で使用する場合は約46,000人、ライブではステージを作ることが多いため45,000~50,000人の動員となることが多い」というから、新国立競技場が将来的に構想する収容人数の規模が分かる。
畠山選手が心配するように、『東京オリンピック・パラリンピック』が終ってからキャパに見合う動員が期待できるイベントがなければ宝の持ち腐れとなりかねない。なにより税金を使って建てながら、