「自分も同じくらいの息子がいるけど、これは悲しすぎる」「あまりにも可愛そうな写真だけど、これは現実として多くの貧困があることを表している」といった意見のほかに、「この少年と彼のママを定期的にうちへ食事に招待することができますか」という声が寄せられた。
さらに別のホームレス支援団体「Feed Our Homeless」の炊き出しにもサムは食事を求めて訪れており、彼らもまたFacebookで子どもの貧困問題について訴えていた。サムの写真はメディアでも取り上げられるようになり、アイルランドの貧困問題が浮き彫りとなった。
『TheJournal.ie』によると、今年3月の調査でアイルランドでは緊急避難用施設で暮らす子供が3821人もいるという。多くの人がこのような現状に十分な対策を取らない政府に対して「国の不名誉だ」と嘆いている。
ちなみに日本では厚生労働省の2015年の調査によると、子どもの貧困率が13.9パーセントと7人に1人の子どもが貧困であり、さらにひとり親家庭の貧困率は50.8パーセントと先進国の中でも最悪なレベルであることが判明している。アイルランドの子どもの貧困問題は決して他人事としては済まされない問題かもしれない。
画像は『The Homeless Street Cafe 2019年10月15日付Facebook「We are home after another incredibly busy night.」』『Feed Our Homeless 2019年10月17日付Facebook「Heart breaking. There is no words for these photos tonight.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)