親と一緒にクリスマスを迎えることができない子供達は世界各地にいる。そんな子供達のためにクリスマスプレゼントを届けるサポートをしていたボランティアの男性が、9歳の男の子からのリクエストを受け取ったのだが…。英メディア『The Sun』などが伝えている。
北米では「エンジェル・ツリー(Angel Tree)」という恵まれない子供達を支援する団体のプログラムがあり、クリスマスになると企業や個人がスポンサーとなって多くの子供達にプレゼントが届けられる。米ルイジアナ州ニューオーリンズで評議員をしているジェイ・エイチ・バンクスさん(Jay H. Banks)も毎年、子供達のスポンサーになってきた。
このプログラムは他の支援団体と違い、スポンサーに子供達の名前や年齢を伝えるだけでなく、その子が本当に欲しいものをリクエストすることができる。そうすることで双方に絆を感じてもらうことができるのだという。
今年もジェイさんはスポンサーとしての活動を始めたのだが、何気なく選んだある少年のリクエストフォームを見た時、悲しみで胸が張り裂けそうになった。そこには少年の欲しいものが書かれており、1つは新しいシューズ、そしてもう1つは「今よりも、ましな人生(happier life)」だった。その子はまだ9歳、小学4年生という。
このリクエストを見たジェイさんは、悲しみを自分の中に収めることが出来なかったのだろう。自身のFacebookに少年の名前を伏せたうえでフォームの写真を投稿すると、