午後9時45分頃にダレンさんのパートナーであるニール・パーキンソンさんは、ダレンさんが息ができず苦しそうにしていることに気付いた。
ニールさんは当時のことを次のように語っている。
「彼の叫び声が聞こえたので、2階の寝室に慌てて向かったのです。彼は立ち上がって、息ができずに苦しそうに咳をしていました。彼の背中を叩きましたが、床に前のめりになって倒れてしまったのです。」
自分の手ではどうにもならないことに気付いたニールさんは、すぐに救急車を呼んだ。ダレンさんは到着した救急隊員に緊急処置を施され、ロイヤル・ボルトン病院へと搬送された。しかし彼は真夜中過ぎに病院で亡くなってしまったのだ。
のちに検視を行った病理学者のパトリック・ウォー医師(Dr Patrick Waugh)は、ダレンさんの死因についてこう述べた。
「食べた物が非常に熱かったため、彼は喉に火傷を起こしたようです。その痛みのため物を飲み込むことができず、喉頭が腫れたことで呼吸ができなくなり窒息したと思われます。」
さらに「このケースは基本的に火災で熱い煙や蒸気を吸い込み、気道を火傷する症状と類似しています」と話しており、非常に稀なケースとのことだ。
亡くなったダレンさんは7年前、脳卒中を患い病院で18か月を過ごすことを余儀なくされ、話すことや歩くことが難しい状態だった。しかし病を克服し職場に復帰したダレンさんはチャリティー活動に励み、脳卒中協会からは人々に勇気を与えるとして賞を授与されるような人望の厚い人だったそうだ。
画像は『Fox News 2019年10月10日付「Man died after ‘very hot’ fish cake burned his throat so badly he couldn’t breathe: report」(SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)