シンガポールのレストランに10月中旬、生きたカニのクレーンゲームが登場した。このゲーム機で遊ぶ若者の動画や写真はSNSで拡散、シンガポール動物虐待防止協会(SPCA Singapore)が「これは動物虐待。即刻撤去を」と声をあげる事態となった。
シンガポール北東部ザ・プンゴル・セトルメントにあるシーフードレストラン「螃蟹之家(House Of Seafood)」が今月12日、Facebookにある動画を投稿した。タイトルはずばり‟シンガポール初、カニのクレーンゲーム”で、「新鮮なカニをクレーンゲームで捕まえよう! 捕まえたカニはレストランでお取り置きします。またランチやディナーに私たちのシェフが調理することも可能です」と説明が添えられている。
動画では生きたカニが入ったクレーンゲームを若者たちが興奮しながら遊ぶ様子が捉えられており、「料理の味付けはチリ、塩漬け卵ソース、ブラックペッパーの3通り」とカニの生け捕りとレストランでの食事がセットで楽しめることを宣伝したものになっていた。
また22日には、ライフスタイル・ウェブサイト『Shout』が同レストランのクレーンゲームについて取り上げ、「5シンガポールドル(約400円)で1回ゲームが可能。カニを捕まえればレストランが無料で調理してくれる」と写真付きで紹介した。
そしてこれらの投稿や記事に黙っていなかったのがシンガポール動物虐待防止協会(SPCA Singapore)で、