脳腫瘍を患い医師から「もうできることは何もない」と告知された27歳の男性が、ホスピスに入所後に付き合って6年になる女性にプロポーズをした。それから2週間も経たないうちに、2人は多くの人々のサポートを受け、夢の結婚式を挙げたのだった。心温まるニュースを『Devon Live』などが伝えている。
イギリス南西部デヴォン在住のマイルズ・ハリソンさん(27)は18歳の時に脳腫瘍と診断され、これまでに数回の手術を受けて治療を続けてきた。しかし昨年になって症状が悪化し、医師から「これ以上できることは何もない」と告げられ、ショックに打ちのめされた。その後、なんとか現実を受け入れられるようになったマイルズさんは北デヴォンにあるホスピスへの入所を決めた。
実はマイルズさんには、ラグビー観戦という共通の趣味を持つリズさん(29)という6年越しの恋人がいた。2人は出会った日から意気投合し、デヴォン州エクセターのプレミアシップに所属するラグビーチーム「エクセター・チーフス」の試合観戦に足繁く通い、ほぼ毎週のようにデートを重ねてきた。
「初めて会ったその日から、この人こそ生涯をともにする女性だと感じた。ずっとリズと結婚したいと思っていた」―そう語るマイルズさんがホスピスに入所する際に一番危惧したことは、「彼女と会うことが叶わなくなるのではないか」ということだった。しかし実際に入所したホスピスは、想像していたものとは全く違っていた。
マイルズさんはホスピスに入所後のことについて、