車を降りて正面玄関から家に入るまで20分ほどかかったそうだ。
それからのパムさんは、カイを一日3回の散歩に連れて行った。その時のカイの様子をパムさんは「まず5歩から10歩ほど歩き始めたかと思うと横になり、息を切らし始めるんです」と『グッド・モーニング・アメリカ』で語っている。
その後もパムさんはカイを連れて散歩に行くことを決してやめなかった。さらにカイの後ろ脚の筋力を強化させるため、ウォーター・セラピーにより水中で運動させることを取り入れた。パムさんとカイの並々ならぬ努力の甲斐あって、1年後にカイの体重は通常のゴールデン・レトリバーと同じくらいの68ポンド(約30キロ)までになった。
今では公園内を走り回ることも出来、玄関前の3段の階段も悠々と駆け上がれるようになったカイ。前の飼い主によって命を絶たれていたかもしれないカイが今のように元気になったことに感極まったのか、パムさんは番組で次のように述べた。
「カイは大きな仕事を成し遂げる方法を私達に見せてくれました。カイは昨日のことも明日のことも何も気にしません。ただ今日という日に何をするべきか、それだけに集中して一日を過ごすのです。私達は犬から多くのことを学ぶことができます。」
カイを救ったパムさんだが、そのカイからたくさんのことを教えられたようだ。パムさんが管理人であるFacebookページ「This is Kai」では、カイの劇的な変化をとげた1年間の努力が垣間見られる。
画像は『This is Kai 2018年4月10日付Facebook「I’ve been working so hard at swimming I’m growing flippers!」、2019年7月13日付Facebook「Naps!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)