「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」と言われるが、中国の公道ではある夫婦が大喧嘩をした挙句、警察の厄介になってしまったという。『AriaWire』などが伝えている。

今月1日の午前11時50分ごろ、貴州省畢節（ひっせつ）市の公道でボンネットに人を乗せたまま走行する車が、反対車線を走っていた車のドライブレコーダーに捉えられた。危険な車を運転していたのはボンネットに乗っている男性の妻で、後部座席には幼い子供3人が乗っていた。

動画では、白いTシャツに黒の半ズボンというカジュアルな服装の男性が、車のボンネットにしがみつき真っ直ぐ前を見据えているのが分かる。表情は確認できないものの、運転している妻を睨みつけているのだろうか。男性の腕にはかなりの力が入り、サンダルは今にも脱げそうだ。

車のスピードは決して速いとは言えないが公道でそんな行為が許されるはずもなく、夫婦は子供を連れたまま警察署へ向かう羽目になった。警察は「妻と言い争いになった夫が車を降りたところ、妻は夫を残して車を走らせたようです。その後、夫は置いていかれまいと車の前に立ちはだかったようですが、怒りにまかせて妻は夫をボンネットに乗せたまま5キロも走行したということです」と呆れたように明かしている。

幸いにも男性には怪我がなかったことから、