南投県にある靴のチェーンストアで、ベトナム人女性が発車しようとする車のボンネットに飛び乗り、大騒ぎをする事件が起きた。原因は、恋人の男性がタブーを理由に靴を買ってあげなかったからだという。『TVBS』 が伝えた。
国が違えばタブーも異なるもの。今回の騒動は、ベトナム人女性と恋人である台湾人男性のタブーの違いが原因で起きた。靴店でおよそ1,200元(約4,200円)の水色の靴に一目惚れした女性は、すぐに店員に包ませて男性に支払いを頼んだ。しかし男性は、「台湾では靴をプレゼントしちゃいけないんだ」と支払いを拒否。台湾には「靴を贈ると去られる」というタブーがあり、気にする人も少なくない。だが、それを知らなかった女性は「なぜ買ってくれないの」とヒステリック状態に陥った。
耐えきれなくなった男性がその場を離れようと車に乗り込むと、女性は車のドアを蹴り窓を叩いたりしながら「早く降りて靴を買ってよ」と大声で叫んだという。それでも男性が車を動かそうとすると、女性は近くに停まっていたバイクを倒して進路を妨害したり、ボンネットに飛び乗って発車を阻止しようとした。男性がバックで車を動かし女性が走って追いかけるまで、この珍騒動はおよそ40分間にわたって続いたそうだ。
現地メディアのネットニュースには、「靴代より車の修理代の方が高くついたな」「40分もヒステリックにつき合うなんて」「むしろ靴を贈って去ってもらった方がいい」などの感想が書き込まれている。
※ 画像はltn.com.twのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)