米オハイオ州デイトンで4日未明に起きた銃乱射事件で、死亡した9人の中に容疑者の妹が含まれていたことが明らかになった。容疑者は現場で警察に射殺されており、詳しい動機は分かっていない。
オハイオ州デイトン中心部オレゴン地区で4日午前1時5分頃に銃乱射事件が発生し、コナー・ベッツ容疑者(Connor Betts、24)が近くをパトロール中だった警察官に射殺された。地元メディア『WLWT News 5』は、この乱射事件で死亡した被害者9名の中にコナー容疑者の妹メガンさん(Megan、22)が含まれていたことを大きく伝えている。コナー容疑者はメガンさんと2人兄妹だった。
同日の防犯カメラの映像には、逃げ惑う人々を追いかけ、ライフル銃を持ったコナー容疑者がナイトクラブ「ネッド・ペッパー(Ned Peppers)」に向かって走っていくのが映し出されている。映像はかなり暗いが、銃の先端付近が緑色に光るのが確認でき、コナー容疑者は最初の発砲から30秒後に警察官によって射殺された。コナー容疑者は.223口径のライフル銃を持ち、耳栓や防弾チョッキ、そして多数の弾倉を身につけていた。
デイトン警察署長リチャード・ビール氏(Richard Biehl)は事件当日の夜、コナー容疑者がメガンさんやその友人と一緒に車でオレゴン地区に向かいナイトクラブの近くに駐車していたこと、その後は別行動をとっていたことを明かしている。メガンさんと一緒にいた男性も怪我をして病院に搬送されたが命に別状はなく、