インターネット上で特に匿名となると、罪の意識もなく人を傷つけたり犯罪を助長しかねない発言をしてしまう人がいる。このほどイギリスで、ニュージーランド銃撃犯を支持するようなコメントをSNSに投稿した男が逮捕された。『The Sun』『Metro』などが伝えている。
今月15日にニュージーランドで起きた銃乱射事件で、白人至上主義者を主張するオーストラリア出身のブレントン・タラント(Brenton Tarrant、28)が逮捕された。ブレントンは2か所のモスク(イスラム礼拝所)で銃を乱射し、少なくとも50人もの尊い命を奪った。
犯行に至った詳しい動機などは明らかにされていないが、ブレントンは犯行前にニュージーランドのアーダン首相の事務所や報道関係者に反移民とも取れる内容の文書を送っていた。
ブレントンは犯行の一部始終をヘッドマウントカメラで撮影し、Facebookでライブ配信までしていた。その17分間の動画はネットユーザーにより複製されてSNSで拡散。Facebookは公式Twitterアカウントで、事件発生後24時間で150万件のコピーされた動画を削除したことを明らかにしており、そのうちの120万件はアップロードの段階で削除したという。
事件発生後のSNSには悲しみに暮れるコメントが多く投稿されたが、