昨今は航空会社のホスピタリティーの低下が目立っているが、マナーの悪い乗客も一向に減らないようだ。このほどアメリカで他の乗客の席に勝手に座り、断固として移動を拒んだ男が機内から降機させられた。『The Sun』『Fox News』『WFAA.com』などが伝えている。
今月22日、米テキサス州にあるダラス・フォートワース国際空港で、カリフォルニア州ロサンゼルス国際空港へ向けて離陸するアメリカン航空のAA2460便が出発まで45分もの遅れをとってしまった。原因は身勝手な一人の男のせいによるものだった。
同機に搭乗していた乗客の話によると、男の席は機内後部にある36列目だったが気に入らなかったようで、機内前方のファーストクラスのすぐ後ろにある窓際の席へと移動し、勝手に座り込んでしまった。
後にその席を予約した乗客がやってきて、男に席から移動するよう促した。ところが男は、そこが自分の席でないにもかかわらず移動を拒んだのだ。そのため客室乗務員が呼ばれて説得したが、男は暴言を吐き始めた。
「そんな無理強いするな! 俺の勝手にさせろ! これは俺の席だ。嫌ならどっか他の席に行け! もう話すこともないし、俺はここに座ったままでいるつもりだ。もし俺を降機させてみろ、お前らは連邦裁判所に行くことになるぞ!」
客室乗務員もこれには手に負えず警察が呼ばれることとなり、