「天は二物を与えず」という言葉があるが、先にご紹介した米テネシー州のイケメン警察官が話題になるように、世の中にその二物を持った人は少なからずいるようだ。このほどフライト中の機内で乗客がアナフラキーショックに襲われたが、対応した医師がSNSで大人気の人物だったことで話題を呼んでいる。『New York Post』『Fox News』などが伝えた。
米ジョージア州アトランタ在住のマット・ファラコ(Matt Faraco、26)さんが、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港からイスラエルのベン・グリオン国際空港へ向かった時のこと。離陸して2時間ほど経った頃に重度のアナフィラキシーショックに陥ってしまった。
マットさんは特に何かを食べた訳でもなく、これまでアレルギー症状が出たことが無いにもかかわらず気分が悪くなり、手が腫れてきたため客室乗務員に体調不良を訴えた。機内では、すぐに医師が搭乗していないか確認した。
そこに乗り合わせていたのが、SNSで人気の“ドクター・マイク”の愛称で親しまれているミカイル・ヴァーシャフスキー医師(Dr. Mikhail Varshavski、29)だった。当時マットさんは気道がふさがり始め、呼吸ができなくなるという非常に危険な状態だった。ミカイル医師はマットさんの処置にあたったが、機内にはアナフィラキシー症状を緩和する緊急補助治療薬のエピペンが常備されていなかったという。
一刻を争う中、