エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】西川貴教“吉本騒動”の過熱報道を懸念 「大事なことがマスキングされている感じ」

自身の経験から「レコード会社×事務所×アーティストは並列で3者契約なんです」と話して「詳しいな」と松本を唸らせる。

「個人でやっていて事業主なので、全部一人でやってきた」「吉本の芸人たちの話を聞いてなんで今更と思った。もっと個人で折衝するべき」という西川。彼が主催して地元滋賀県で続けている野外音楽フェス『イナズマロックフェス』についても「ステージ作りの経費からスタッフの手当まで全て自分で考えてやっている」と説明するので、東野も「松本さん、こんなアドバイザーが必要じゃないですか?」と感心していた。

そのように「お笑い」から「真面目な議論」まで対応できるのが西川貴教だ。そんな彼だからこそ“吉本騒動”の過熱報道に対してハッキリ問題提起できたのだろう。

6月7日発売の写真週刊誌『フライデー』がお笑い芸人による「闇営業」を報じてから、やがて2か月となる。西川は今でもメディアが取り上げるたびに話題が再燃する状況を「記事がどんどん上書きされていき、皆が子どものサッカーみたいにボールがある方にいったりきたり集まる感じ」と表現した。

それによって「本当に参議院選挙とか、隣国との関係性とか、ものすごいことが起きているのなんかマスキングされている感じがすごいする」と、本来目を向けるべき重要なことが隠れてしまうのではないかと警鐘を鳴らしたのである。

東野幸治がそれを受けて「ワイドショーとかニュースを吉本興業のお家騒動で覆いつくされて本当に申し訳ないという気持ちもあります」とコメントしており、スタッフを含め『ワイドナショー』の総意で西川貴教の発言をオンエアしたと思われる。

この日は中盤が過ぎてから、2つ目のテーマに第25回参議院議員選挙を取り上げ「投票率48.8%は過去2番目の低さ」「18歳、19歳の投票率」や「山本太郎・れいわ新選組の躍進」などを話題にした。願わくばもっと時間を割いてほしいテーマだが、西川の発言からその話題につなげたのは良い流れだったと言えるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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