これまでに3億7千万人が視聴という驚異の数字を叩き出しており、その人気のほどがうかがえる。
しかしながら、ボラムちゃんの動画が必ずしもユーザーに支持されているとは限らないようだ。『The Korea Herald』によると、過去の動画の中にはボラムちゃんが父親の財布から現金を抜き取ったり、公道で車を運転したり、出産するシーンなどが映し出されたものがあり、視聴者に悪影響を与えるとの苦情が相次いだという。これを重くみた非政府組織「セーブ・ザ・チルドレン」は2017年9月、ボラムちゃんの両親に対し「子供を公共の目に晒すことで利益を得ているうえ、子供に精神的苦痛を与える恐れも十分あり得る」として裁判へ持ち込んだ。その結果、問題の動画を削除したうえで両親は謝罪、ソウル家庭裁判所は両親に児童虐待防止のためのカウンセリングコースを修了するよう命じていた。
『YouTube』は今年2月、同チャンネル上の動画を児童性愛者が悪用しているとして未成年者が関わる数多くの動画でコメント機能を無効にし、400以上のチャンネルを停止しているが、ボラムちゃんのような幼いユーチューバーが巨額の富を得ることに対して批判が相次いでいることも確かなようだ。
このニュースを知った人は「子供は利用されているだけでは?」「6歳の子供にこれだけのお金は管理できないだろう」「私が一生涯かかっても手に入れることができないお金だわ」「私もおもちゃのレビューを始めるべきかも」「うちの子も見てる」「編集が立派」「面白い動画だとは思うけど、何かが間違っていると思う」「まっとうに働かない子供になってしまうな」といった声があがっている。
画像は『Metro 2019年7月25日付「Six-year-old internet star forks out for £6.4 million five-storey property in Korea」(Picture: YouTube/Google)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)