銅、黄銅(真鍮)のほか金製のものもあったという。『The Sun』によると、摘出された貴金属や硬貨は総額約720万円(53,000ポンド)相当で、重さは約1.58キロ(3.5ポンド)もあったそうだ。
今回の手術後、ルニさんの母親は大量の異物を摂取していた娘について次のように明かしている。
「自宅にあるネックレスや指輪などがどんどん無くなっていることに気づいていましたが、娘が飲み込んでいたなんて思いもしませんでした。私のきょうだいが経営する店の硬貨も無くなっており、娘に問い質したことがあったのですが、泣くばかりで話になりませんでした。」
「精神疾患がある娘の行動には十分注意をしていたつもりですが、ここ2か月は具合が悪そうでした。これまで個人病院の医師数名に診てもらいましたが、薬を処方されるだけで体調がよくなることはありませんでした。」
ルニさんのように食料ではないものを継続して口にしてしまう症状を異食症と言うが、学習困難や精神疾患を抱えていると発症頻度が上がるようだ。ビスワス医師によると、ルニさんの容態は安定しており退院も近いということだ。
ちなみに今年5月にも、インドで43歳の男性の胃から116本の鉄釘が摘出されている。また2月には、韓国の男性の胃から瓶のキャップや硬貨、小石など2キロの異物を摘出したことが報じられた。
画像は『The Sun 2019年7月25日付「RICH PICKINGS Baffled docs remove £53k worth of jewellery and coins from woman’s stomach」(Credit: SWNS:SOUTH WEST NEWS SERVICE)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)