赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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長唄の最大流派「杵勝会」の第十二回全国大会歌舞伎座公演が、4月27~28日に開催された。2007年に乳がんが発覚し摘出手術を受けた後に長唄を始めたという山田邦子は、「杵勝会」杵屋勝之弥師匠のもとで稽古を重ね、晴れて東京・歌舞伎座の大舞台に立つことができたという。この舞台には母親や友人、そしてたくさんのファンが駆けつけてくれたのだが、「とても残念なことがあった」そうだ。
29日のブログで「歌舞伎座という聖地の真ん中で歌わせていただけた」と興奮冷めやらぬ様子の山田邦子。師匠から“杵屋勝之邦”との芸名をもらい、日々稽古を重ねてきたが「ものまねが得意なはずなのに、何故こんなにてこずるのか?」、「譜面が読めるのに学校の勉強も出来たのに、なんで調子が取れないのか?」と悩み続け、ついには「むいてないのか? 辞めようか…」とまで思い詰めたこともあったという。
本番当日、彼女の努力を間近で見てきた師匠に背中を叩いてもらい、歌舞伎座の舞台に立った山田邦子が目にしたのは「母や友達、ファンの方々」、「遠方から来てくださった知人」そして「昔からお仕事でお世話になっている方」と大勢の知り合いの顔であった。「みんなの無言の『がんばれ~』が心に届き、落ち着いて唄うことが出来ました」と、