タバコや硬貨、電池など乳幼児は「まさか」と思うものでも口に持っていってしまう。今月15日、米ニューヨークのタイムズスクエアのすぐそばに位置するホテルで、1歳女児が睡眠薬を大量に飲んでしまい重体になった。母親が我が子から目を離した隙の出来事だった。『New York Post』などが伝えている。
今月15日午後7時ごろ、ニューヨーク市の中心街マンハッタンにある「ナイトホテル・タイムズスクエア」の一室で、1歳の女児に異変が起こった。女児はナイトテーブルの上にあった睡眠薬を大量に口にしており、ブラジル人の両親が気付いた直後に全身のけいれん発作を起こした。母親は読書に夢中になっており、静かに遊んでいた娘が睡眠薬を飲んでいたとは思いもよらなかったようだ。
『Fox News』によると、女児は駆けつけた警察車両によってマンハッタンにあるマウントサイナイ病院に緊急搬送されたが、現在は生命維持装置に繋がれた状態だという。容態は安定しているものの、女児は警察が部屋に到着する前の数分間、酸欠状態に陥っていたそうで予断を許さない。警察は事件性がないか調査を開始したが、睡眠薬の誤飲の可能性が高いとみている。
睡眠薬は大量に服用すると命に危険が及ぶこともある。2006年には米イリノイ州で、