このほどアメリカで豪雪のために車が立ち往生し、5日後に無事救出された男性の話題が届いた。食料も持たずに出かけた男性だが、たまたま車内にあったものが命を救ったようだ。『Fox News』『abc7NY』などが伝えている。
オレゴン州に暮らすジェレミー・テイラーさん(Jeremy Taylor、36)は先月24日、愛犬のアリーを連れてトヨタのピックアップトラックに乗り、雪の中のオフロードを楽しんでいた。
ところがウェイク・ビュートの林道を走行中にあまりの積雪でトラックは立ち往生し、前にも後ろにも進むことができなくなってしまった。仕方なくその日は車中で一晩過ごし、翌朝にジェレミーさんはアリーとともに安全な場所まで歩いて行こうと試みた。
ジェレミーさんは雪に足が沈まないようにカヤック用に取り付けてあったルーフラックの一部を使ってスノーシューを作り、それを足に装着して歩いた。しかし降り積もった雪は相当深くなっており、1.6キロほど歩いたあたりでアリーが雪に足をとられ、前に進むことができない状態になってしまった。
このまま進むのは困難だと判断したジェレミーさんは、アリーを抱えて再びトラックへと戻った。しかもこの時、ジェレミーさんは携帯電話を持っていなかったため、遭難したことに誰かが気付いて救助してくれるのを待つしかなかった。
だがジェレミーさんは、