米バーモント州で、睡眠を促そうと生後6か月の女児に抗ヒスタミン薬を過剰投与して死なせた保育施設(デイケア)運営者が逮捕され、最高裁判所で裁判が行われた。地元で25年にわたり認可保育施設を運営していた女は、法廷で2件の罪状を否認した。『FOX 10 Phoenix』『Metro』などが伝えている。
バーモンド州ラトランドで、今年1月24日に小さな命が失われた。
ハーパー・ローズ・ブライアーちゃん(生後6か月)の母親マリッサ・コバーンさんと父親ブレイク・ブライアーさんは、1月23日にハーパーちゃんを地元の認可保育施設に初めて預けた。運営者のステイシー・ヴェイランコート(53歳)はこれまで25年間、自宅で保育施設を営んでおり、マリッサさんが訪れた時にもステイシーは州の児童家族省から保育施設を認可された証明書を見せていたという。
初日にハーパーちゃんを預けたマリッサさんは、迎えに行った時にハーパーちゃんがいつになく疲れた様子で、笑顔を見せないことに気付いた。だが、その翌24日もマリッサさんはカレッジに出席しなければならなかったため、ハーパーちゃんをステイシーに預けた。ところが迎えに行く時間になり車で施設へ向かっていた時、マリッサさんはステイシーから「ハーパーちゃんの具合が悪いので病院へ連れて行かなければならない」というメッセージを受け、急いで施設へと電話を入れた。
電話に応対した救急隊員から「ハーパーちゃんが息をしていないので、地元のメディカルセンターへ連れて行く」と言われ、マリッサさんは驚愕した。救急車で病院に搬送されたハーパーちゃんは、