ニックという男性だったそうだ。
「ニックと言われて、番号にも見覚えがないしどこのニックだろうと思い尋ねてみたら、『あなたは私のことを知らないですよ。でももうすぐ誕生日でしょう? 看板で見ましたよ』って言われて驚きました。」
その後、クリスさんは看板のある場所まで急行。思わずそこで自撮りをしてしまったと話す。しかし相次ぐ電話やメッセージのおかげで、携帯電話のメールボックスは今やいっぱいになってしまったようだ。最初こそ見知らぬ人からの誕生日祝いの言葉に、ひとりひとり返信をしようと試みていたクリスさんだったが、既に15,000件を超える数のメッセージが寄せられており、やむなく返信は諦めたという。その代わりに、携帯電話には「誕生日を祝うメッセージをくれてどうもありがとうございます。ご親切に感謝しています」というボイスメールを残したそうだ。
なお、看板の掲示期間は1か月とのことだ。「父の思い出に残る誕生日にしてあげたかった。来年はもっと大きな看板で宣伝するかな」と笑う息子2人に対し、肝心の父クリスさんは普通に電話を使いたくても使えない状態となってしまい、「はやく看板を外してほしい」とレンタル期限切れの4月6日を心待ちにしている。
このニュースを知った人からは、「こうやってメディアでも報道されたら、もっとメッセージ来るだろうね」「このお父さん、誕生日後にすぐ電話番号変えたりして」「はは、誕生日おめでとう!」「うーん、電話番号を公開されるのってマズいかも。いたずら電話とかかかってきそう」「もう電話番号変えた方がいい」といった声があがっている。
画像は『BBC News 2019年3月12日付「‘Wish my dad happy birthday’ billboard draws thousands of calls」(CHRIS FERRY)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)