「働き蜂」という言葉のたとえがあるが、巣作りに励んだり花粉採集に飛び回ったりとミツバチは常に多忙だ。しかし現在、生息地の減少や殺虫剤、過労による病気、ダニの寄生などミツバチは危機に直面している。養蜂家や専門家らはミツバチの生態を守ろうと日々努力と研究を重ねているが、このほど英ロンドンでミツバチが入った巣箱が壊されるという出来事が起こった。『Metro』などが伝えている。
2月24日の夜、ロンドン南部バーモンジーにあるポッターズ・フィールズ・パークの敷地内に何者かが侵入し、強盗を働こうとした。
強盗犯は、高さ約240cmのフェンスが張り巡らされている公園内へ建物用コンテナを使ってよじ登り、真下にあった箱にジャンプして着地を試みようとしたようだ。しかしそれはミツバチの巣箱で、1つの箱には2万匹ほどの蜂が入っていた。
それとは知らずにフェンスから飛び降りた強盗犯は、箱を潰した。激しい衝撃を受けたミツバチは怒りに狂ったのだろう。強盗未遂犯は4つの巣箱から出てきたおよそ8万匹のハチに猛攻撃されたとみられている。この事態を知った養蜂家デール・ギブソンさん(61歳)は、