入院中の息子のそばを片時も離れたくないと寄り添っていた母親が、病室の床で死亡しているのが発見された。予期せぬ母親の死は豚インフルエンザが原因かとも言われているが、突然この世を去った母親に家族は大きな悲しみに包まれている。『Mirror』『The Irish Sun』などが伝えた。
2月3日、アイルランドのダブリン、キリナーダンに住むサラ・ジェーン・ブラジルさん(32歳)に、突然の悲劇が襲った。
サラさんは、パートナーのマーティンさん、2人の子供であるケイトリンさん(13歳)とディーン君(6歳)と一緒に自分の両親が住む家の隣で暮らしていたが、ディーン君が深刻な胸部感染症と喘息を患い、ダブリンのタラトにある「Children’s Health Ireland(チルドレンズヘルス・アイルランド)」に入院中だったため、病院で付き添っていたという。
しかし間もなくして、サラさん自身の体調が悪くなった。サラさんの母親クリスティーンさんが語ったところによると、サラさんは外来で受診予約を試みたがすぐには診てもらえず、翌朝に受付を訪ねたところ、14時間待ちであると言われたそうだ。一旦、ディーン君がいた集中治療室へ戻ったサラさんだったが、後にベッドのそばの床で意識不明の状態で倒れているところを医師らによって発見された。
知らせを受けた家族らは慌てて病院に駆けつけた。クリスティーンさんはまさかそれが娘との別れになるとは思いもよらず、