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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】トランスジェンダーカップル、我が子の「女の子になりたい」を容認も世間から非難の声(英)

ジェイデンちゃんが女の子になりたいと公表した後、周りからはグレッグさんとジョディーさんが、ジェイデンちゃんに女の子でいることを単に強要しているだけという批判の声もあがっており、今回カップルはメディアでこのように心情を吐露した。

「オンラインでの侮辱もありますが、ジェイデンを自分の子供とは遊ばせないという親もいます。近所の人が匿名で児童福祉サービスに通報したこともありました。世間は私たちがジェイデンを利用して注目を浴びようとしていると非難したり、私がトランスジェンダーだからそれを知った子供が同じように言っているだけと言う人もいますが、バカバカしいことです。ジェイデンは私の過去を知らないし、私のことをただ『お父さん』と思っているだけです。私たちがジェイデンに女の子の服を着させて、無理やり女の子でいさせようと強要するのは残酷だという人もいますが、本人が『自分は女の子だ』と髪をかきむしって壁に頭を打ち付けて主張するんですよ。そんな子供をそのまま放置して対処しない方が、よほど残酷ではないでしょうか。」

グレッグさんとジョディーさん曰く、ジェイデンちゃんが4歳の時に気持ちを明らかにして以来、専門的なアドバイスを求め、保健局やGP(英一般診療所)、学校などにも相談してサポートを得られるようやり取りしているという。グレッグさんは、このように話している。

「このことは児童福祉サービスも認識済みで、彼らはジェイデンがとても大切に育てられていることがわかっていますから、特に何の心配もしていません。自分の経験上、男の子として生きたくないというジェイデンに対し、複雑な気持ちはあります。自分もそうでしたが、周りの誹謗中傷もあるし容易な人生にはならないでしょうから。自分がトランスジェンダーであっても、子供にそうあってほしいと願う人などいないと思います。社会の偏見や批判はどうにもなりませんが、ジェイデンが幸せになってくれるようサポートしていきたいと思っています。私たちはただ子供に幸せになってほしいし、ジェイデンには男であっても女であっても自分に誇りを持って生きてほしいと思っているんです。」

現在、ジェイデンちゃんはグラスゴーにあるクリニックで青少年のジェンダー問題をサポートするサービスの順番待ちをしているそうだ。年齢的に投薬やホルモン治療は早過ぎることから、今後数年間はカウンセリング治療を受けていく予定とのことだ。

このニュースを知った人からは、「4歳とか5歳とかこのぐらいの年齢で決めるのは早いんじゃないかな」「5歳の子供がトランスジェンダーってあり得ない」「でもこれはこの家族の問題だから外野がいちいち干渉することでもないよ」「どうであれ、彼らも日々を懸命に生きている普通の家族と変わりないんだから、世間があれこれ誹謗中傷するのがおかしい」といった声があがっている。

画像は『Daily Record 2019年1月13日付「Scots transgender family trolled after revealing daughter, 5, born a boy wants to live as girl」(Image: Daily Record)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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