ケイティーさんの中に「もしかしたら2人は本当の兄妹かもしれない」という思いが強まった。当初、家族や友人にその可能性を話すも「そんなことあるはずない」と誰にも信じてもらえなかったようだ。それでも直感を信じたケイティーさんは、ルームメイトのアシュリー・チャパさんの協力を得て、グレイソン君とハンナちゃんの実母について調査した。するとやはり同じ母親であることが判明。実母はグレイソン君が生まれた日にグレイソン君を手放したが、病院側にはグレイソン君の誕生日を偽り、自分の名字も偽っていた。そのため手続きをしたケースワーカーは、誰一人としてグレイソン君とハンナちゃんが実の兄妹であることに気付かなかったという。
更にDNA鑑定の結果、2人が実の兄妹であることが確実なものとなり、そのおかげでケイティーさんのハンナちゃんへの養子縁組手続きがスムーズに行われ、2018年12月28日にハンナちゃんはグレイソン君に続いてケイティーさんの正式な養子として迎え入れられた。
「グレイソンとハンナは、きっと出会う運命だったのです。もし2人がきょうだいでなかったら、きっとハンナは別の家族のところに預けられていたと思います。神様が引き合わせて下さったのでしょう。2人がもっと大きくなった時に、この話を伝えてあげたい。」
歩き始めて可愛い盛りの2人の子供たちが、どこに行くにも一緒、何をするにも一緒という姿を見て、「2人は今、互いを知ろうとしている最中なんですよ」と目を細めるケイティーさん。実はグレイソン君とハンナちゃんは、実母の子宮の中で覚醒剤反応が見られたという。その実母はハンナちゃんを産んだ後にもまた出産したようで、ケイティーさんはグレイソン君とハンナちゃんにとってきょうだいとなる生後5か月のその子供も、今年中に養子に迎え入れることを希望している。
画像は『PEOPLE.com 2019年1月18日付「Mom Learns Her 2 Adopted Kids Are Biological Siblings: ‘They Were Meant to Find Each Other’」(Katie Page)(Ashley Creative Co.)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)