闘病生活をしていた少年に労りの言葉をかけ優しく接するどころか、教室で孤立させ、試験まで受けさせなかった小学校教師のニュースが中国メディア『The Beijing News』で報じられた。この教師は他の生徒らに「病気が伝染する」とまで言い、この少年を離れた席に座らせていたという。『South China Morning Post』『shanghaiist』などでも伝えている。
中国・福建省に住む13歳の少年は、1年前に非ホジキンリンパ腫と診断されて以来、化学療法を受け闘病生活を送っていた。少年は化学療法を受ける間、両親の近くにいられるように今年9月、泉州市にある恵安県小学校へと転入したばかりだった。
幸いにも治療は成功し、少年の病は寛解となった。ところが転入先の学校で中国語教師が少年に対して心無い対応をし続けたのだ。教師は少年の病気が伝染すると言い、少年を他の生徒たちから1メートル以上離れさせて教室の後ろにひとりで座らせた。また、他の生徒と一緒に試験を受けさせず、少年は他の生徒らが試験中の時もひとりで静かに待っているよう命じられ、3つの試験を受けることができなかった。ちなみに少年は、闘病で1年間休学していたにもかかわらず、算数の成績は非常に良く試験では97.5点を得ていた。
しかし中国語教師の差別により、少年は中間期の中国語のテスト用紙ももらえなかったうえ成績もつかず、