自分とは異なる姿の他人にも「寛容さ」を持つことを学んでもらいたいと願っている。
「ノアの姿を見て、子供たちの中には『この犬はいじめられたりしないの?』と尋ねてくる子供もいます。それこそが、子供たちに教えたいことなのです。たとえば子供たちに『いじめはダメ』と教えても、きっと子供たちは面倒くさがって私の話をまともに聞こうとはしないと思います。でも、ノアを連れて行くとちょっとした魔法が起こるのです。子供たちはノアが普通の犬ではないことにすぐ気づきます。同時に障害を抱えていても、ノアは柔らかくて可愛い犬であることも知ってくれます。ノアは目が見えず障害があっても幸せそうにしていて、車椅子を使って元気に走り回っています。そんなノアの姿を見た子供たちは、ノアが単に他の犬とは違うというだけであって他の犬よりも劣っているというわけではないことをやがて理解してくれます。見た目で差別や偏見を持たない、いじめないということを子供たちに教えるには、ノアはとてもいいお手本だといえるでしょう。」
これまで多くの学校を訪問しているリサさんにとって一番感動的だったのは、普段は学校のアクティビティにも参加しない自閉症の生徒がノアに心を開いて触れ合ったことだったそうだ。ノアを通して児童たちに大切なメッセージを伝え続けるリサさんだが、「ノアは自分が果たしている使命などは当然理解していないでしょう。でも子供たちのもとを訪れるのを毎回楽しんでいます」と話している。
このニュースを知った人からは、「いじめを無くすこと、偏見を持たないことを教えるのはとても大切なことだから、こういう方法で子供たちへ伝えるのはとてもいいと思う」「障害を抱えても幸せそうなノアの姿を見て、子供たちが多くのことを学べるといいね」といった声があがっている。
画像は『Inside Edition 2018年12月8日公開 YouTube「Blind Dog in Wheelchair Teaches Kids About Anti-Bullying」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)