米ウィスコンシン州に、学校の児童らへ「偏見を持たないことの大切さ」を教えている1匹の犬がいる。その犬は盲目で脚に障害を抱えているが、児童らはその姿から多くのことを学んでいるようだ。『Inside Edition』などが伝えている。
ウィスコンシン州ミネラル・ポイントに暮らすリサ・エッジさんが、コッカープー(アメリカンコッカースパニエルとトイプードルのミックス犬)の“ノア”(3歳)に出会ったのは、今から3年前のことだった。
ノアは生まれつき眼窩に眼球がなく、後ろ脚もひれのように変形していて障害を抱えていた。しかし保護施設でノアを見たリサさんは、すぐに引き取りたいと思うほどノアに惹かれた。
「一目見て、この子には私が必要で私もこの子を必要としていると感じたんです。何かはわからないけど、この子は特別なものを持っていると思いました。」
ノアを引き取ったリサさんは、やがて地元にある複数の学校にノアとともに招待されるようになった。リサさんが後ろ脚部分に特別な車椅子を装着している盲目のノアを紹介すると、普通の姿ではない犬を見て明らかに傷つく子や嫌悪感を露わにする子、また見た目にこだわらずにノアに触れてくる子など様々な反応が返ってくるという。それでもリサさんは、障害を抱えるノアの姿を子供たちに見てもらうことで、