政府から出る生活保護手当などの補助金は真面目に働き税金を納める市民から集めたお金であり、それを不正受給することは市民全員を騙すことになる。しかしどこの国でも不正受給者はあとを絶たない。このほど、5年にわたり政府を騙し続け生活保護手当などのベネフィット(社会保障手当)を受け取っていた女のニュースがイギリスから伝えられたが、女は昨年受けた判決に対して不服を申し立てているという。『Chronicle Live』『Metro』などが報じている。
ノーサンバーランド州プルードホーに暮らす3児の母キャスリン・リーザード(30歳)は、2011年から2016年の5年間にわたり、シングルマザーと称して税金控除、所得支援、地方税控除、住宅給付金を申請し、総額78,990ポンド(約1,150万円)のベネフィットを搾取していた。
ところが、キャスリンと一緒に住んでいたパートナーがオンラインで食事をオーダーするサイト「Just Eat」に登録した後、このパートナーの住所がキャスリンと同じものであることを監査局の役人が突き止め、キャスリンは逮捕となった。
昨年11月にニューカッスル刑事法院で行われた裁判で、3件のベネフィット詐欺を認めたキャスリンに対し、スティーブン・アール判事は「国の資金は、税金を支払う市民にこそ受け取る権利があるものだ。しかしながら被告は政府を騙し公共の資金を多額に搾取した」と厳しく糾弾したものの、