「世界のオザワ」(スピードワゴン・小沢一敬)や「世界の渡部」(アンジャッシュ・渡部建)と言われるが、お笑い界で「世界の…」を定着させたのはやはり「世界のナベアツ」だろう。今は落語家・桂三度として活動する彼が6月19日、『第4回上方落語若手噺家グランプリ』決勝戦で優勝した。
1991年11月に結成した漫才コンビ・ジャリズムを1998年に解散した渡辺あつむ、放送作家として活動を始めると2004年2月にはジャリズムを再結成した。コンビ再結成後はシルバーのスーツにチョビ髭というスタイルで「世界のナベアツ」を自称するようになった。
「世界のナベアツ」でのネタがブレイクするも、やがて人気は下降気味となる。2011年2月、彼は落語に集中するためジャリズムを再び解散すると発表した。3月2日、桂三枝(現・六代桂文枝)に弟子入りしてやがて高座名「桂三度」となる。
2013年には「桂三度」名義で『R-1グランプリ』の決勝戦に進出するなど、落語以外でもお笑い活動をしているが、やはり「世界のナベアツ」ブレイク時に比べるとメディア露出は少ない。
そんな桂三度がこのたび、『第4回上方落語若手噺家グランプリ』で優勝を果たした。(最多得点同数により桂ちょうばと2人の優勝となる)
『桂三度(katsurasando)ツイッター』では7月3日、