車でこの公園へ犬の散歩にやって来たと見られている。マツキさん一家を知る友人は、「彼女の夫は事故当時、シカゴにいた。妻にはワニがいるから湖には近づかないようにと警告していたようだ。普段からいつも違う場所へ犬を散歩させに行くことが好きだった」と話している。現地の報道によると、マツキさん夫妻にはニューヨークに住む20代の息子がひとりいるという。
市の管理所有地であるこの公園には、ワニ生息注意の警告を促す看板などが一切設置されていない。しかし近隣住民らはこの湖にワニがいることを知っており、「危険な湖」と認識していた。
FWCは、挑発行為以外の原因でワニが人を襲うケースは稀であることを明かしている。1948年~2017年の間でワニによる人への攻撃被害は401件、つまり年間にして5、6件ほどであり、このうち死亡事故は24件とのことだ。フロリダ州では67郡全てにワニの生息が確認されており、今回事故があった近隣住民からも「フロリダでは水があるところには必ずワニがいるということを知っておかなければならない」「湖の周りで犬を散歩させるのが怖い」といった声があがっている。
なお同州では、2016年6月にウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート系列のホテル前にある人工湖で、2歳男児がワニに襲われ遺体で見つかったニュースが世界各地で報道された。
画像は『WPLG Local 10 2018年6月9日付「Arm found inside alligator pulled from Davie lake; search for remains continues」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)