今月7日、米フロリダ州で人間の遺体をくわえたアリゲーターが目撃され、大騒ぎとなったもようだ。米メディア『People.com』が伝えている。
「湖に死んだ人間が浮いている。今、アリゲーターが水の中に引きずり込もうとしているんだ。」
フロリダ州中部レイクランドにあるハンター湖から、レイクランド警察が通報を受けて駆けつけたのは今月7日の午後1時40分頃。体長9フィート(約275センチ)もあるアリゲーターの大きな口からは人間の遺体の一部が突き出ていたようだが、あたりが騒然となったことに驚いてかアリゲーターはくわえていた遺体の一部を水の中に落としてしまったようだ。そしてその場を1時間ほどくるくる泳ぎ回ると水の中に消えていった。
警察は遺体の一部を水の中から引き上げることに成功し、その日のうちに問題のアリゲーターは捕獲された。胃の中には白人の男性とみられる遺体の一部が残されていたという。
現在この男性の詳しい死因について調査中だが、身体の一部が見つかっていない上、水の中に少なくとも一日以上放置されていたため調査には1か月ほどを要するという。ハンター湖付近のある住民は「4日に湖の船着場でバックパックや衣類が散乱しているのを見たけど、亡くなった男性のものかどうかはわからないね。ここはたくさんの人が釣りに訪れる場所だから」と語っている。
ハンター湖周辺では日光浴をするアリゲーターを見かけることは珍しくないが、普段はおとなしく人を襲うことはめったにないという。ただ4月から6月後半まではアリゲーターの交尾期にあたるため、普段よりも攻撃的になっている可能性もあるようだ。
警察は8日にも他のアリゲーターが口に何かをくわえているようだとの通報を受けたが、こちらは人間の遺体ではなく猫だと判明している。
出典:http://www.people.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)