万が一ボブキャットが孫を襲っては大変だと思ったフィリップスさんは、助けを呼ばずに一人で野生動物と格闘していた。しかし動かなくなり死んだように見えたので、すぐに911へ通報するようにと義理の娘に叫びながら伝えた。連絡を受けたフィリップスさんの息子も銃とナイフを持って駆けつけ、母を襲ったボブキャットをナイフで4~5回刺してトドメを与えた。
その後、ハート郡警察と動物管理局、救急車が到着し、怪我をしたフィリップスさんを救急車に乗るよう促したが、フィリップスさんは自分で運転しノースイースト・ジョージア・メディカルセンターに向かったという。フィリップスさんは指の骨折に加え、胸や腕など上半身の広範囲と脚に深い噛み傷やひっかき傷を多数負っていた。さらに検査の結果、ボブキャットが狂犬病ウイルスに陽性であることが判明したため、フィリップスさんは予防接種を複数にわたり受けねばならず、すでに治療費も含め1万ドル(約110万円)の出費を強いられたようだ。九死に一生を得たフィリップスさんは、このように話している。
「助かったのは幸運だったと思います。義理の娘や孫が襲われなくてなによりでした。」
フィリップスさんは今後、少なくとも4回の高額な予防接種が必要とされており、家族がクラウドファンディングサイトにアカウントを設置して医療費の寄付を呼びかけているという。
画像は『Fox News 2018年6月16日付「Georgia woman strangles, kills rabid bobcat after it attacks her: ‘It came for my face’」(iStock)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)