1997年の米映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』は、当時知名度が低い役者のひとりにすぎなかったマット・デイモン、そして彼の親友ベン・アフレックが脚本を手掛け、非常に高い評価を得た末にアカデミー賞授賞式などで脚本賞を受賞した。今もこの映画を愛するファンは多いが、そんな中「ちょっと待った」という人物が現れた。
マサチューセッツ工科大学を舞台にした名作『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』は、マット・デイモンとベン・アフレックが脚本を担当。故ロビン・ウィリアムズら素晴らしい俳優の出演、また感動的なストリーラインもあり多くの映画ファンに支持され、今も人気が高い。
しかしこの作品について、同大学の卒業生バーナード・コーエンさん(Bernard Cohen)が「そもそもアイデアは僕のものだった」と主張しているという。現在はアーティスト兼ライターというコーエンさんは、ウェイター、バーテンダー、お抱え運転手、そして映画のエキストラといった様々な仕事をこなして生活している。彼は90年代半ばに当時まだ駆け出しだったプロデューサーのクリス・ムーア(同映画関係者)と出会い、自身のアイデアを明かしたとのこと。コーエンさんは16歳にしてマサチューセッツ工科大学にやって来たという才能豊かな人物を知り、このストーリーを思いついたそうだ。
「そうなんです。ムーアさんに話して『(話を仕上げる)手助けをしてくれる若者を知りませんか』と聞いたんです。」
コーエンさんによると、