秋元は「シャ乱Qがなぜ動員数No.1になったか、つんく♂的にプロデューサー的にアイデアがあったと思う。僕らは周りを見て、周りと違うことをやらない限り前へ進めない。必ず自分は他の人とどこが違うか考える」と言う。
つんく♂も「今でこそSNSで無料で自分を表現するような場所があるけど、当時はそんなのはなくライブハウスで活躍するには出演費用がかかり、ファンも沢山のチケット代がかかる。そこで僕らは自分達で機材をローンで購入し、大阪城の公園で毎週日曜に無料で演奏する作戦に出た。お金のない中学生もライブを経験しファンになってくれて。この無料演奏を最初に始めたのがシャ乱Qだった」と告白した。
「ライブハウスは上手いバンドに気を遣う。ファンをつけてライブハウス側に頭を下げてもらおう、なってやろうと思った」と当時を振り返ったつんく♂。当時のライバルについては「TMRの西川が違うバンドをやっていた。東京ではミスチルがアマチュアで僕らの場所で演奏させてとプロモーションに来たりした」と言う。
秋元は「スターになっていく人たちの傍らで見ていたので、スターになるっていうのはリアリティがないのでね、みんな。おニャン子クラブでもとんねるずの石橋くんにしても、売れる前は普通の人たちに見えて。でもそこからスターになっていくわけじゃないですか。自分はまさかスターになれないと思っているのは違うんだよね。この(新入生の)中に明日のスターが絶対いるんだよ。まさか自分がなるとは思わないからまず自信をつけてほしい」と語る。そんな秋元とつんく♂の熱いメッセージを、一言も聞き逃すまいと真剣に耳を傾ける新入生たちの姿がそこにあった。
同学院のプロデューサーである指原莉乃からは、ビデオメッセージにて新入生に応援メッセージが送られた。また、指原がプロデュースした同学院のアイドルユニット「=LOVE(イコールラブ)」もデビューシングル『=LOVE』ほかを元気いっぱいに披露し、新入生を歓迎した。
(TechinsightJapan編集部 梅澤智子)