エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】ザ・クロマニヨンズ 全国ツアー九州ラスト公演“サザンクス筑後”で一体に

ザ・クロマニヨンズが昨年の10月26日に北海道・札幌からスタートした全国ツアー『ラッキー&ヘブン 2017-2018』。3月24日には福岡県筑後市にある芸術文化施設・サザンクス筑後大ホールでライブが開催された。

およそ1300席の会場は満席で、革ジャンを着た屈強な男性から子ども連れの家族まで老若男女が集まりファン層の広さを感じさせる。

ステージが始まり、数曲を終えた甲本ヒロトは「いい感じだねー!」「初めて来たけど前から知り合いみたい!」と声を上げて沸かせた。

ツイッターでの来場者によるつぶやきを見ると、周辺エリアからばかりでなく全国ツアーを回るファンも少なくなかったようだ。新幹線に乗って本州から家族で参加したという親子もいた。

ライブはツアータイトル通り、ニューアルバム『ラッキー&ヘブン』のナンバーを中心に初っ端からぶっとばしていく。合間にヒロトが「頭から順番にやってるのよ! アナログ世代だからシャッフルできない…」「予習してない人も楽しめるようにやるから!」といった絶妙なトークで和ませる。あるいは音楽と関係ない「最近、普通に話していて“そだね”と言ったら恥ずかしかったりするけど、もう少しの辛抱ですから」という話題で笑わせた。

なかでも自分の前にいるファンを見ながら「この真ん前も」、そして最後列の隅を指して「そこも端っこじゃないからな!」「ここからそこまで特等席にしてやる!」と叫ぶと一段と盛り上がった。

パフォーマンスでは、そんなヒロトが歌はもちろん他に類を見ないであろうトリッキーな動き、そして泣かせるブルースハープで魅了すれば、真島昌利(マーシー)は一音一音に魂が籠っているようなギターフレーズで答える。叩くほどにパワフルになっていくような疲れ知らずの桐田勝治(カツジ)のドラム、それとともにリズムを支える小林勝(コビー)のベースによりザ・クロマニヨンズが完成する。

1曲目から観客は総立ちとなり手拍子や踊ったりしてノッっていたが、

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