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ビートたけしがバラエティ番組のインタビューを受けてロックボーカリスト・甲本ヒロトへの思いを語った。ザ・ブルーハーツ時代に彼の歌を聴いたたけしは「パンクをやろうとしているが、ちょっと悲しい」と感じたそうだ。
ビートたけしはこれまでに、『アミダばばあの唄』や『哀しい気分でジョーク』など数々のシングルを出しており、自身の下積み時代を歌った『浅草キッド』は名曲として知られる。そんな彼が12月29日の放送の『一流が嫉妬したスゴい人』(フジテレビ系)で甲本ヒロトへの憧れとも取れる嫉妬を明かした。
ザ・ブルーハーツで甲本ヒロトが『リンダリンダ』などを歌っていた頃を振り返り、たけしは「あの人はねえ、悲しいのよ」という。不良になりたいがなりきれず、歌で不良を表現するしかない青年の葛藤を感じたのである。甲本ヒロトの歌を「よく考えると、パンクではなく演歌。でも感じはパンク」と理解しており、そこに自分との共通点を見出したらしい。
「16、7歳の頃を思い出す。その時にこんな歌があれば、涙したんだろうなあ、いいなと思う」と感慨深げに語るビートたけし。彼は「俺も、もしかしたらこれがやりたかったんじゃないかな」と気づいた時、甲本ヒロトに嫉妬したのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)