“男根オブジェ”がひたすら並ぶ韓国の奇妙な公園。老若男女問わず爆笑するか赤面するか、そしてよくわからない幼い子たちは「あのヘンなの、なあに?」と親に尋ねることであろう。平昌オリンピックの会場からもほど近いユニークな公園が話題を呼んでいるが…。
木、石、プラスチックのなんとも異様なオブジェが並ぶその公園は韓国北西部の江原道三陟市にある「海神堂公園(Haeshindang Park)」。ただいま開催中の平昌オリンピックの会場から1時間で行けるため、オリンピック選手や関係者、応援ツアーで平昌を訪れた人々を対象に「是非とも寄ってみて」と誘致のPR活動も盛んであるようだ。
しかし、トーテムポールもベンチも大砲も鐘もすべて男性の性器の形をしているせいか「ペニス・パーク」と呼ばれており、世界のメディアも反応はまちまち。「平昌オリンピックに出かけた人々の間でこの面白い公園が人気」とするメディアもあれば、「なんとも悪趣味」、「万人を惹きつける観光スポットと呼ぶには難しい」などとするメディアもあるようだ。平昌オリンピックのためロンドンから来たというキース・チャイルズさんは、英メディア『metro.co.uk』の取材に「世界のあちこちを訪ねた私ですが、これほど変わった公園は見たことがありません」と語っている。
しかしこの公園内にはちゃんとした謂れ、因縁もあるそうだ。昔、嵐のなか沿岸にある洞窟内で海草を採取していた女性が高波にのみこまれ、処女のまま恋人を残して死亡した。その後なぜか付近一帯が不漁に陥り、