NHK大河ドラマ『西郷どん』の第7回から主人公・西郷吉之助(鈴木亮平)に嫁いだ須賀役で出演した橋本愛。2月25日放送の第8回「不吉な嫁」では、早くも須賀が吉之助と離縁することになる。自ら「笑うことができずすんもはん」というように、感情を表に出すのが苦手な須賀を橋本が好演した。
ぶっきらぼうな印象を与える須賀ではあるが、嫁入りの時に持ってきた豪華な布団を売ってボロボロなせんべい布団で我慢するように、吉之助の妻として西郷家の暮らしを何とかせねばという思いは強かった。
そんなある日、薩摩藩主・島津斉彬(渡辺謙)が江戸へ上る供に吉之助を選び、西郷家や郷中の仲間は歓喜する。ところが須賀は「江戸へ行くには30両は必要だ」と家計のことを考えると喜べない。須賀の言葉に吉之助も一旦は江戸行きを諦めようとする。
吉之助が篤姫(北川景子)の遠出に護衛役として供をしている間に、須賀は「里に帰る」と西郷家を飛び出した。やがて父である藩士・伊集院直五郎(北見敏之)と西郷家にやって来た須賀は吉之助に離縁を願うのだった。
直五郎が江戸行きの選別にと数両を包んで差し出すと、受け取れないという吉之助に須賀は「手切れ金ですから、受け取ってもらわねば困ります」と口にして父を呆れさせる。
だが、西郷家を去って行く須賀の背中を見ながら吉之助は一人「ありがとう」とつぶやいており、