NHK大河ドラマ『西郷どん』の第5回が2月4日に放送された。「相撲じゃ!相撲じゃ!」と題された今回は、ついに薩摩藩主となった島津斉彬(渡辺謙)が御前相撲を開催する。主人公・西郷吉之助(鈴木亮平)らは何としても優勝し斉彬に直訴したいことがあった。
斉彬の父・島津斉興(鹿賀丈史)が藩主の時に斉彬派と見られる人物を罰するなか、大久保正助(瑛太)の父・大久保次右衛門(平田満)が流罪となり一家も謹慎となった。斉興が退き斉彬が藩主となったのだから罰せられた人々も放免されるかに思えたが、斉彬は先代のやり方を重んじるという。
そこで吉之助たちは斉彬に近づける御前相撲で優勝して、そのことを申し出ようと考えたのだ。また、正助が想いを寄せる岩山糸(黒木華)の縁談相手に浮上した上級藩士・海老原重勝(蕨野友也)との負けられぬ相撲でもあった。
『鈴木亮平オフィシャルブログ「Neutral」』では、放送日に「西郷さんはもちろん、当時の薩摩武士は本当に相撲が好きだったようで…」と昨年、西郷が晩年を過ごした屋敷跡を訪れた際に土俵があったことを振り返り「西郷さんもそれだけ情熱も燃やしていた“相撲”のシーンをやるからには、絶対に中途半端にはできない!」という。
撮影前、吉之助の幼馴染・大山格之助役の北村有起哉、海老原役の蕨野友也とともに早稲田大学の相撲部へ通い教わった。「練習後のちゃんこは最高や!」というほど入れ込んだようである。
その成果もあって御前相撲のシーンは迫力満点で、